初めての作曲家
秋の演奏会に向けて、色々と準備を進めています。まだ未定のものもありますが、11月に出演予定の演奏会では、ヤナーチェクの〈霧の中で〉という作品を弾きます。
ヤナーチェク(1854〜1928)は、恩師ホラーク先生の母国であるチェコの作曲家。昨年のコラムでも触れていますが、今年2024年は【チェコ音楽の年】で、スメタナが生誕200年など、記念の年となっています。(ちなみにヤナーチェクは生誕170年)
↑同じ曲でも、様々な出版社の楽譜を読み比べて参考にします。
ヤナーチェクを弾くのは初めてで、ちょっと音楽的に捉えにくい部分もあり、なかなか難しい…。これは練習以外のこともいつも以上に必要!ということで、少しずつ彼のピアノ曲に限らず、色々な作品を聴いたり、本を読んだりし始めました。
↑先日道子先生にお借りした本。読むペースがものすごく遅いので、いつ読み終わるのか…💦月に一度ぐらいのペースでご指導いただいています。
↑ヤナーチェクのオペラ「イェヌーファ」のBlu-ray。音楽も美しく、非常に素晴らしい作品でした!少しだけ彼の独特な世界が見えてきた感じがします。
私は基本的に新しい曲に取り組む時は、どんな曲かな?と最初に聴いた後は、ある程度弾けてくるまでは、その曲の演奏は聴かないようにしています。楽譜から読み取ったものをどう弾いていくのか、自分の感覚を大切にしているからです。
生徒さんへは、譜読みをする時期に聴きたい場合は、一つの曲でも様々なピアニストの演奏を聴くことをおすすめしています。聴き比べていくと違いが分かるようになり、耳も少しずつ肥えてきて、ピアノ演奏の上達にもつながっていくと思います。今はYouTubeなど、気軽に聴けるものが色々とあり、便利ですよね!
〈霧の中で〉は、新たなチャレンジ。どこまでヤナーチェクの音楽を表現できるのか、楽しみながら頑張っていきたいと思います。