前回の「雨の音」のコラムの続きです。

クラシック音楽では、雨や水、海などをモチーフにした曲がたくさんあります。

 

雨というタイトルが付いたピアノ曲では、

・ショパン:24の前奏曲よりNo.15「雨だれ」

・ドビュッシー:版画より第3曲「雨の庭」

・武満徹:雨の樹 素描/雨の樹 素描Ⅱ

↑ショパン:24の前奏曲(プレリュード)の楽譜&その中の第15曲・通称「雨だれ」の譜面です。

 

〈子どもの生徒さん向けの作品〉

・ギロック:雨の日のふんすい

・プロコフィエフ:雨と虹op.65-8

・ブルクミュラー:18の練習曲より「大雷雨」

・ジョン ジョージ:雨…そして虹(「穏やかな雨あがり」という連弾曲もあります)

など色々な曲があり、どれも魅力的な曲だと思います。「雨の日のふんすい」は発表会向きの曲でもありますね。

↑子どもの初心者の生徒さんの基本の教材としてよく取り入れている、【ぴあのどりーむ】シリーズの中にも「雨のあさ」などの曲があります!

↑「雨と虹」&「雨の日のふんすい」の譜面です。

 

また、ブラームスのヴァイオリンソナタ(ヴァイオリンとピアノのための曲)第1番「雨の歌」も、とても素敵な曲です。

第3楽章は、ブラームス自身が作曲した歌曲「雨の歌」の主題が使われています。全楽章を通して大変美しく、ヴァイオリンソナタの名曲の一つと言われているのも頷けます。

 

雨にまつわる曲といっても、作曲家によって表現の仕方は色々ですね。是非弾いたり、聴き比べてみるのも良いかと思います。